初めての狂犬病予防接種!実はこんなに恐ろしい病気だって、知ってました?

初めての狂犬病予防接種!実はこんなに恐ろしい病気だって、知ってました?

前回の混合ワクチン接種から1か月経ち、

テバちゃんもついに狂犬病の予防接種を受けられることに!

これでドッグランも行けるようになるー♪♪

ということで、初予防接種に際して、狂犬病についても調べてまとめてみました。

狂犬病とは?

狂犬病とは、狂犬病ウイルスによって引き起こされるウイルス性の感染症です。 狂犬病患者は「水を怖がるようになる」という特徴的な症状があるため、別名「恐水症」とも呼ばれます。

「狂犬病」は、病名に「犬」が入っているため、犬だけが感染するものと誤解されがちですが、 実はヒトを含む全ての哺乳類に感染する人畜共通感染症

日本では1956年以降ヒトへの感染は確認されていませんが、 世界中で毎年約5万人以上が狂犬病により命を落としているそうです。

また1957年に日本で最後に感染が確認されたのは「猫」だったそう。 人にとっても猫ちゃんにとっても、他人事ではありませんね。

どうやって感染するの?

狂犬病は、狂犬病にかかっている動物に噛まれたり引っ掻かれるなどしてできた傷口から、唾液に含まれているウィルスが侵入することで感染します。

世界中で確認されている狂犬病のほとんどがアジア・アフリカ・中南米で、その中で人への感染は90%以上が「犬」からだそうです。

ウイルスによって宿主が操られる?!

狂犬病ウィルスで私が特に恐怖を感じたのは、宿主を操るということ。

なんと、宿主の神経系に作用することで、ウイルスが含まれている唾液を出っぱなしにし、傷口を作りやすいよう性格を狂暴に変えてしまいます。

寄生生物(ウイルス)が宿主の体や心を操ることができるなんて、フィクションの世界だと思っていました。

まさか狂犬病がこんなに恐ろしい病気だったとは。。。

感染したらすぐ発症するの?

噛まれたり引っ掻かれたりしてできた傷口から侵入した狂犬病ウイルスは、神経細胞に入り込んで増殖、末梢神経から脊髄・脳神経にまで達し、ここで初めて発症します。

そのため、狂犬病ウイルスが脳神経に到達するまでが潜伏期間となりますが、侵入した箇所によってもその期間は異なり、一般的には約2週間~6週間程、長い場合には1年~2年ということもあるようです。

潜伏期間は約2~6週間程。長い場合は1~2年になることも。
(脳神経から離れている方が潜伏期間が長い)

どんな症状がでるの?

狂犬病の症状は「狂躁型」と「沈鬱型」の2種類あり、「沈鬱型」は、狂暴化することなく元気がなくなり、発症から2~4日で急激な症状悪化により死亡します。

狂犬病の全体の80%は「狂躁型」の方で、狂躁型の症状は3段階に分けられます。

前駆期 食欲不振 発熱 不安感 異常行動
狂騒期 過剰な興奮 攻撃的になる 水を怖がる 遠吠え 地面を掘る 光や音に過剰反応
麻痺期 大量のヨダレ 運動失調 痙攣 嚥下障害 衰弱・昏睡 死亡

しかし、この段階を踏まず急激に症状が悪化する場合もあります。

また、狂犬病は紀元前からその存在が知られ、人々と動物達を苦しめていたようなのですが、医学が発達した現代においても、発症後の治療法は見つかっていないそうです・・・。

ヒトも動物も発症するとほぼ100%死に至ります。

日本は予防接種を義務化しているから安全?

日本では1950年から狂犬病予防法によって、飼い犬の登録と毎年1回の狂犬病の予防接種が義務化されています

しかし近年は、犬が老齢化し体力的に耐えられないため、やむを得ず未接種となるケースも増え、半世紀日本での発症例がないことや室内で飼っていることを理由にワクチン接種に反発する飼い主さんもいるため、狂犬病予防接種率は低下してきているそう

さらに、飼い犬登録がされていない犬も300万匹以上いるそうで、実際のワクチン接種率は全体の50%を切っているのではないかといわれています。

また、海外からウイルスを持ち込まれる可能性もあるため、日本でも絶対に安全とは言えないんです。

狂犬病予防接種率は全体の50%以下と言われ、大丈夫とは言えない!しっかり予防することが大切!

が一感染してしまったら対処法はないの?

発症するとほぼ100%で死に至る狂犬病ですが、早い段階であればまだ発症を食い止められる可能性はあります。

狂犬病は発症前は症状が出ないので、はた目には判断できません。また、狂騒期のないパターンもあるので、狂犬病予防をしていない動物に噛まれたり傷口をなめられたりした場合は、以下の対処をしっかり行いましょう。

すぐに流水と石鹸でよく洗い、アルコールで消毒を。早急に病院を受診してください。

またこれは、事前に予防接種を受けている場合でも例外なく行った方が良いそうです。大切な命を守るためなので。


それでは、テバちゃんも初めての狂犬病の予防接種です。

 

散歩をしているとき、公園であった黒柴ちゃんに噛まれて出血したので、先にその傷を見てもらいました。

幸い、ちゃんとした飼い犬ちゃんだったので狂犬病は問題なさそう。

他の犬に噛まれて傷を負った子犬テバちゃん

ワンちゃんがけがをした時の対応については、また別途まとめますね。

それでは本題の注射!!

狂犬病予防注射してもらう子犬テバちゃん

一瞬、「ヒャイーンッ!!」って声を出しましたが、あっという間に無事完了!

2回目以降は毎年1回、4月~6月が予防接種の時期ということで、忘れずに予防接種行いたいと思います!

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